機関室(読み)キカンシツ

デジタル大辞泉 「機関室」の意味・読み・例文・類語

きかん‐しつ〔キクワン‐〕【機関室】

工場などで、主要原動機を据えつけてある室。
船舶飛行機機関車などで、推進機を設置してある室。
発電・暖冷房換気給排水などの機関を据えつけてある室。

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精選版 日本国語大辞典 「機関室」の意味・読み・例文・類語

きかん‐しつキクヮン‥【機関室】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 工場などで主要原動機を据えつけてある室。
  3. 機関車、船舶、飛行機などで推進機を設置してある室。
    1. [初出の実例]「機関室に下る者、水雷室に行く者」(出典:不如帰(1898‐99)〈徳富蘆花〉下)
  4. 発電、暖房、冷房、換気、給水などに用いる機関を据えつけてある室。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「機関室」の意味・わかりやすい解説

機関室
きかんしつ
engine room

船の中で、主機関のほか発電機、ボイラーなどの機械類を据え付けてある区画。ボイラーを別の区画に設けるときは、そこをボイラー室という。機関室には重い機械類が集中的に、また主機関ほかの回転機械が多数積載されているため、その構造はとくに強固なものとし、さらに高温多湿に対して下部構造部材を増厚して耐腐食性をあげている。

[森田知治]

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