檜尾神社(読み)ひのおじんじや

日本歴史地名大系 「檜尾神社」の解説

檜尾神社
ひのおじんじや

[現在地名]甲南町池田

池田いけだたき(現滋賀県甲賀町)境の丘陵裾部にある。旧村社。江戸時代の池田・滝両村の氏神祭神天津彦彦火瓊瓊杵あまつひこひこほのににぎ尊。社伝によると、昔当地が滝池であったときに天津彦彦火瓊瓊杵尊が青竜となって雲中に現れ、あるとき滝池の辺りに炎気の尾を垂れたことにより、同神を祀って火尾社と名付けたと伝える。しかし火災が多く発生したため、檜尾と改めたという(甲賀郡志)。寛正三年(一四六二)六月二四日の禅秀等寺領田地売渡状(小山文書)に「檜尾社」とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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