櫓太鼓・矢倉太鼓(読み)やぐらだいこ

精選版 日本国語大辞典 「櫓太鼓・矢倉太鼓」の意味・読み・例文・類語

やぐら‐だいこ【櫓太鼓・矢倉太鼓】

〘名〙
相撲の場所や劇場で、人を集めたり、興業の開始・終了を知らせたりするために、開場または閉場のとき、やぐらの上で打ち鳴らす太鼓。《季・秋》
浮世草子・好色一代男(1682)三「遙なる里はなれに、矢倉太皷(ヤクラダイコ)の聞え侍る」
浄瑠璃関取千両幟(せきとりせんりょうのぼり)」の二段目岩川内の段を常磐津節に取り入れて、櫓太鼓の音を三味線で曲弾(きょくび)きしたもの。明治以後、浮世節演目として、寄席で流行した。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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