櫓落・矢倉落(読み)やぐらおとし

精選版 日本国語大辞典 「櫓落・矢倉落」の意味・読み・例文・類語

やぐら‐おとし【櫓落・矢倉落】

〘名〙
要塞やぐらを突きくずすために用いる柄の長い槍。やぐら。
※武家拾要記「今の長柄と云ふは古への矢倉落しなり」
男子、特に相撲力士の結髪。鬢たぼを十分に三方に張り出し、ひらたく下げて結うもの。
真景累ケ淵(1869頃)〈三遊亭円朝五六「頭は櫓落(ヤグラオト)しといふ髪(あたま)、一体角力取の愛敬といふものは」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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