櫟木原村(読み)いちぎばるむら

日本歴史地名大系 「櫟木原村」の解説

櫟木原村
いちぎばるむら

[現在地名]築城町櫟原いちぎばる

本庄ほんじよう村の南に位置し、城井きい川上流域の山間立地する。櫟原とも記される(旧高旧領取調帳)。「豊国紀行」には立地について「いちい木村と寒田の間、山あひの狭き所わつかに河を容る。左右は即山なり」と記される。天正一〇年(一五八二)五月一三日の城井鎮房感状(高倉文書/築上郡史)によれば、五月八日櫟木原の合戦において高橋元種・広津鎮種・仲八屋統重らは城井鎮房を攻めたが、城井方の高倉情九郎右衛門は分捕りを賞されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android