欠く(読み)カク

デジタル大辞泉 「欠く」の意味・読み・例文・類語

か・く【欠く/×闕く】

[動カ五(四)]
かたい物の一部分を壊す。損ずる。「茶碗ふちを―・く」「氷を―・く」
なくては困るもの、また必要とするものが備わっていない。あるべきものを持たない。「精彩を―・く表情」「きめ手を―・く」
(「欠くことができない」「欠くべからざる」の形で)それなしでは済ますことができない。絶対なくてはならない。「水は人間に―・くことができない」「必要―・くべからざる条件
なすべきことを怠る。おろそかにする。「義理を―・く」「勇気を―・く行為
[可能]かける
[動カ下二]か(欠)ける」の文語形
[類語]壊す割る破壊する損壊する毀損きそんする破損する損傷する損ずるそこなうこぼ傷付ける砕く破る崩すつぶ打ち砕く打ち壊すぶち壊す取り壊す叩き壊す破砕砕破全壊壊滅

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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