欲楽(読み)よくらく

精選版 日本国語大辞典 「欲楽」の意味・読み・例文・類語

よく‐らく【欲楽】

〘名〙 のぞみ願うこと。願い求める心。
※妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)三「欲楽(ヨクラク)(〈注〉オモヒネカヒ)、および修福・宿命所行の業を、世尊、ことごとくしりおはりたまへり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の欲楽の言及

【法楽】より

…本来は釈尊が悟りの直後に,みずからの悟った法(ほう)(真理)を思い楽しんだところから起こっている。欲望を満足させる〈欲楽〉の反対語である。教えを楽しむという本来の意味から転じて,日本では神仏を喜ばせる行為,すなわち読経(どきよう),奏楽,献歌などを法楽と呼ぶようになった。…

※「欲楽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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