欷歔(読み)キキョ

デジタル大辞泉 「欷歔」の意味・読み・例文・類語

き‐きょ【××歔】

[名](スル)すすり泣くこと。むせび泣き。欷泣ききゅう
「この間にはの―するを聞く」〈鴎外訳・即興詩人

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「欷歔」の意味・読み・例文・類語

き‐きょ【欷歔】

〘名〙 すすり泣くこと。むせび泣き。なげくこと。欷泣(ききゅう)
※済北集(1346頃か)一三・曇西浦「憶今昔之交情、漏欷歔之嗚咽
即興詩人(1901)〈森鴎外訳〉即興詩の作りぞめ「この間には鬼の欷歔するを聞く」 〔韓詩外伝

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「欷歔」の読み・字形・画数・意味

【欷歔】ききよ

むせび泣く。唐・柳宗元〔許京兆孟容に寄する書〕春秋の時に當るに、孑立(けつりつ)捧す。眄(こべん)するに、後繼の無し。(けいけい)然として欷歔惴(ずいてき)す。らくは此の事、(すなは)ち已(や)まん。

字通「欷」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android