欽羨(読み)キンセン

デジタル大辞泉 「欽羨」の意味・読み・例文・類語

きん‐せん【×欽羨】

[名](スル)敬いつつ、うらやましく思うこと。
しきりに日本人種の独り東洋に雄飛するを―せり」〈竜渓・浮城物語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「欽羨」の意味・読み・例文・類語

きん‐せん【欽羨】

〘名〙 ほめうらやむこと。すばらしいものだとして、あやかりたいと思うこと。
※東海一漚集(1375頃)三・与竺僊和尚「非吾能一レ之。唯願学焉而欽羨之。斯而已矣」
※浮城物語(1890)〈矢野龍渓〉五〇「頻に日本人種の独り東洋に雄飛するを欽羨せり」 〔魏書‐楊播〕

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普及版 字通 「欽羨」の読み・字形・画数・意味

【欽羨】きんせん

敬慕する。〔世説新語賞誉〕張天錫、世涼州に雄たり。~方の殊なりと雖も、亦た邊人の(けつ)なり。皇京多才なるを聞き、欽羨彌(いよいよ)至る。

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