歌詠(読み)かえい

精選版 日本国語大辞典 「歌詠」の意味・読み・例文・類語

か‐えい【歌詠】

〘名〙
① 声を長くのばしてうたうこと。また、その歌声
※栄花(1028‐92頃)鳥の舞「声々天の楽を供養じ、仏の功徳歌詠す」 〔王褒‐四子講徳論〕
和歌を詠むこと。また、その和歌。
大乗院寺社雑事記‐文明二年(1470)二月一〇日「晴雲院勧春日法楽歌詠遺之」

うた‐ながめ【歌詠】

〘名〙 (「ながめ」は歌を詠む意の動詞「ながむ(詠)」の連用形名詞化) 歌を詠むこと。歌を口ずさむこと。諷詠(ふうえい)
夫木(1310頃)一三「月の夜の声もほそめに窓あけて心をやれるうたなかめかな〈藤原信実〉」

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普及版 字通 「歌詠」の読み・字形・画数・意味

【歌詠】かえい

うたう。〔戦国策、劉向序〕室、・武の始めて興りしより、を崇び禮義をんにし、~刑錯(お)くこと四十餘年、方義をひ、せざる(な)し。歌詠して、其の上を恩とす。

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