歓天喜地（読み）カンテンキチ

デジタル大辞泉

かんてん‐きち〔クワンテン‐〕【歓天喜地】

［名・形動］《天によろこび地によろこぶ意》大喜びすること。また、そのさま。「歓天喜地の大喝采」

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

かんてん‐きちクヮンテン‥【歓天喜地】

1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 天に向かって歓(よろこ)び地に向かって喜ぶ意から ) 非常に喜ぶこと。小躍りして喜ぶこと。また、そのさま。
   1. [初出の実例]「這(こ)の辺に蜆を拾ひ、那(か)の辺に蛤を掠む。歓天喜地、金玉を獲る一様、思ひを為す」(出典：江戸繁昌記（1832‐36）五)
   2. [その他の文献]〔水滸伝‐第二回〕

出典　精選版 日本国語大辞典

四字熟語を知る辞典

歓天喜地

非常に喜ぶこと。小躍りして喜ぶこと。

[使用例] 新五がいかに歓天喜地の大々的歓迎をなしたか［徳富蘆花＊思出の記｜1900～01］

[使用例] 痛快なる悟りを得て歓天喜地の至境に達したのさ［夏目漱石＊吾輩は猫である｜1905～06］

[解説] 天に向かって歓よろこび地に向かって喜ぶ意から。

出典　四字熟語を知る辞典