止足(読み)しそく

精選版 日本国語大辞典 「止足」の意味・読み・例文・類語

し‐そく【止足】

〘名〙 (「老子‐四四章」の「知足不辱、知止不殆」による) とどまることと足ることとを知って分に安んずること。
菅家文草(900頃)六・敬奉和左大将軍扈従太上皇、舟行有感見寄之口号「無限恩涯知止足、何因渇望水心清」 〔潘岳‐閑居賦〕

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普及版 字通 「止足」の読み・字形・画数・意味

【止足】しそく

足るを知る。〔大唐新語、三〕李日知、侍中と爲り、りに骸骨を乞ふ。~曰く、書生此(ここ)に至る、已になり。人厭(あ)く無し。(も)し其の心を恣(ほしいまま)にせば、是れ止足する無きなりと。

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