正盛院(読み)しようせいいん

日本歴史地名大系 「正盛院」の解説

正盛院
しようせいいん

[現在地名]阿久比町草木

長松山と号し、曹洞宗。本尊釈迦如来。当寺由緒書によれば、もと天台宗であったが、天文一三年(一五四四)緒川おがわ(現東浦町)城主水野忠政の娘で、徳川家康の生母伝通院お大の姉阿弁、法名栄信正盛尼が創建した。宝暦二年(一七五二)建立仁王門は、正盛院末寺であった竜光りゆうこう寺のもので、明治一四年(一八八一)廃寺となり当寺に移された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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