正直者が馬鹿を見る(読み)ショウジキモノガバカヲミル

デジタル大辞泉 「正直者が馬鹿を見る」の意味・読み・例文・類語

正直者しょうじきもの馬鹿ばか

悪賢い者がずるく立ち回って得をするのに反し、正直な者はかえってひどい目にあう。世の中が乱れて、正しい事がなかなか通らないことをいう。正直者が損をする。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ことわざを知る辞典 「正直者が馬鹿を見る」の解説

正直者が馬鹿を見る

悪賢い者が上手に立ち回って利益を得るのに対して、正直な者はまじめに生きているばかりに損をする。また、正直に申し立てた者が罰せられ、口をぬぐった者はとがめられない。

[使用例] そいで戦争すんで戻って来たら、世の中あ、このありさま、正直者がバカを見るんだか何だかしらんけど[三好十郎*破れわらじ|1954]

[解説] 正しいことがなかなか通らない世の中を批判することば。

出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android