武宗[唐](読み)ぶそう[とう](英語表記)Wu-zong; Wu-tsung

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「武宗[唐]」の意味・わかりやすい解説

武宗[唐]
ぶそう[とう]
Wu-zong; Wu-tsung

[生]元和9(814)
[没]会昌6(846)
中国,唐の第 15代皇帝 (在位 840~846) 。姓は李てん,のち炎。諡は至道昭粛皇帝。第 12代穆宗 (ぼくそう) の第5子。母は宣懿 (せんい) 皇太后韋氏。皇太子陳王李成美をさしおいて,宦官張弘志,仇士良らに擁立されて即位北方ウイグル族を討つことに成功する一方,内政面では,道教を信仰し,仏教をはじめ,景教マニ教祆教を弾圧して「会昌の廃仏」として著名な事件を起し,寺院 4600を廃棄し,26万人余の僧尼を還俗させた。

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