歩行環境シミュレータ(読み)ほこうかんきょうしみゅれーた

事典 日本の大学ブランド商品 「歩行環境シミュレータ」の解説

歩行環境シミュレータ

機械
秋田大学(秋田県秋田市)の大学ブランド。
高齢者の車道横断時の交通事故防止を目的とした体験型訓練用のシミュレータ。事故防止のためには高齢者固有の感覚・運動特性および認知機能、事故を誘発しやすい環境条件を明らかにすることが不可欠であると考え、工学資源学部の吉村昇教授・水戸部一孝講師とエーピーアイ株式会社(大仙市)との共同研究により開発された。スクリーンに仮想的な車道を投影するとともに、モーションキャプチャにより高齢者の身体動作を計測することによって、高齢歩行者の能力の把握とバーチャル車道横断体験を可能にしている。すでに大分県警が導入している。
(注)記載内容は事典編集当時(2010年2月)のものです。内容・価格等はその後に変更になった場合もあります。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の大学ブランド商品」事典 日本の大学ブランド商品について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android