歪楕円体(読み)ひずみだえんたい(英語表記)strain ellipsoid

岩石学辞典 「歪楕円体」の解説

歪楕円体

歪を受けない球状物体は,均質な弾性歪によって変形して,一般的に楕円体の形となる.多くの研究者は歪楕円体を変形の範囲を超えて拡張して用いている.楕円体の互いに直交する軸をA, B, Cとすると,A軸が最も長く,C軸が最も短く,B軸はもとの球の軸と同じ程度である[Sander : 1930, Fairbairn : 1935].変形楕円体(deformation ellipsoid)と同じ.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android