歯磨(読み)はみがき

精選版 日本国語大辞典 「歯磨」の意味・読み・例文・類語

は‐みがき【歯磨】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 歯をみがいて清潔にすること。
    1. [初出の実例]「剃刀(かみそり)をふだん心懸け歯磨(ハミガキ)絶さず」(出典:談義本・教訓不弁舌(1754)二)
  3. 歯をみがくとき歯につけるもの。粉・練・半練などがある。炭酸カルシウム燐酸カルシウムを主成分とし、これに香料・甘味料・ゼオライトなどを加えて製する。歯ぐすり。
    1. [初出の実例]「風来山人が歯みがきの報帖(ひきふだ)はおかしく書るひきふだの始なり」(出典:随筆・嬉遊笑覧(1830)二中)
  4. はみがきようじ(歯磨楊枝)」の略。
    1. [初出の実例]「はみがきをくれかたまでたびたびつかひて、日もくれかしとまちゐたる」(出典:人情本・清談峯初花(1819‐21)初)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android