死恥(読み)しにはじ

精選版 日本国語大辞典 「死恥」の意味・読み・例文・類語

しに‐はじ‥はぢ【死恥】

  1. 〘 名詞 〙 死にぎわの恥。死後に残る恥辱(ちじょく)。⇔生き恥
    1. [初出の実例]「女さきだち、男はあとにしにそこなひ、見ぐるしきさたにあふ、むねんのうへのしにはぢぞや」(出典:浄瑠璃・心中重井筒(1707)血汐朧染)
    2. 「ねエ死恥かきたくねえから鳥居の外へ出なせえ」(出典:真景累ケ淵(1869頃)〈三遊亭円朝〉五八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ワーキングホリデー

協定締結国の国民に対し,休暇の機会と,その間の滞在費用を補う程度の就労を認める査証(ビザ)を発給する制度。二国間の協定に基づき,国際的視野をもった青少年を育成し,両国間の相互理解と友好関係を促進するこ...

ワーキングホリデーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android