死掛(読み)しにかかる

精選版 日本国語大辞典 「死掛」の意味・読み・例文・類語

しに‐かか・る【死掛】

〘自ラ五(四)〙 今、まさに死のうとしている。もう少しで死にそうになる。〔羅葡日辞書(1595)〕
真景累ケ淵(1869頃)〈三遊亭円朝四六「今旦那が死掛って居るから〈略〉今直には行けない」

しに‐か・ける【死掛】

〘自カ下一〙 死にそうになる。死にかかる。
※火の鳥(1949‐53)〈伊藤整〉五「観客は死にかけている老優半身不随身体から出る、芸のエッセンスのような低い声に感動する」

しに‐かけ【死掛】

〘名〙 死にかかること。死が迫っていること。垂死(すいし)瀕死(ひんし)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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