殆し(読み)ホトホトシ

デジタル大辞泉 「殆し」の意味・読み・例文・類語

ほとほと・し【×殆し/幾し】

[形シク]
ほとんどそうなるところである。
「漕げども漕げどもしり退しぞきに退きて―・しく打ちはめつべし」〈土佐
もう少しで死ぬところである。
「小さくて病して―・しかりけるに」〈宇津保藤原の君〉
危険が迫っている。
乱り心地いと堪へがたうて、まかでむ空も―・しうこそ侍りぬべけれ」〈藤裏葉

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