残忍非道(読み)ざんにんひどう

精選版 日本国語大辞典 「残忍非道」の意味・読み・例文・類語

ざんにん‐ひどう‥ヒダウ【残忍非道】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 無慈悲で道理人情に反するむごいことを平気ですること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「彼の傑紂をも戦栗せしめ彼の盗跖をも怕(おそ)れしむる残忍非道(ザンニンヒダウ)悪人をも」(出典小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉下)

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四字熟語を知る辞典 「残忍非道」の解説

残忍非道

無慈悲で道理や人情に反するむごいことを平気ですること。また、その様子

[使用例] この何よりも身近で親しい残忍非道な幻影に私は身を打ちまかせた[三島由紀夫仮面告白|1949]

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