旺文社世界史事典 三訂版 「段 祺瑞」の解説
段 祺瑞
だんきずい
中華民国の軍閥政治家
安徽 (あんき) 省の出身。袁世凱の北洋軍閥に加わり,辛亥革命には袁とともに清帝の退位を要求。袁の死後,1916年安徽派の首領として国務総理兼陸軍総長となった。第一次世界大戦に対独宣戦を強行して免職されたが,張勲 (ちようくん) の清帝復位運動を鎮圧してまた総理に復帰し,日本から西原借款を受けた。しかし南北統一に失敗して辞職。1918年国務総理に再復帰し,安直戦争・第2次奉直戦争ののち,張作霖・馮玉祥 (ふうぎよくしよう) の支持で24年臨時執政となったが,26年引退した。
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