(読み)こぼす

精選版 日本国語大辞典 「毀」の意味・読み・例文・類語

こぼ・す【毀】

〘他サ四〙 =こぼつ(毀)
※竹取(9C末‐10C初)「穴ないをこぼし、人皆かへりまうできぬ」
冷泉町記録‐元和六年(1620)三月「火事出来候家々、こくちより弐間め迄を、惣町中として家をこほしきり」

こぼれ【毀】

〘名〙 (動詞「こぼれる(毀)」の連用形名詞化) 刃などがこぼれること。また、こわれること。こわれ。
浄瑠璃志賀敵討(1776)一「最前の刀是へ持て。もしこぼれはなかったか今一応改めん」

こぼ・る【毀】

〘自ラ下二〙 ⇒こぼれる(毀)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「毀」の意味・読み・例文・類語

き【毀】[漢字項目]

常用漢字] [音](呉)(漢) [訓]こわす こぼつ そしる
破りこわす。「毀棄毀傷毀損破毀
悪口を言う。そしる。「毀誉誹毀ひき謗毀ぼうき
難読刃毀はこぼ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

靡き

1 なびくこと。なびくぐあい。2 指物さしものの一。さおの先端を細く作って風にしなうようにしたもの。...

靡きの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android