毛勝山(読み)けかちやま

日本歴史地名大系 「毛勝山」の解説

毛勝山
けかちやま

立山連峰北部、魚津市と宇奈月うなづき町の境にそびえる。標高二四一四・四メートル。ケカチともケカツともいう。古名を滝倉たきくらヶ岳といい、江戸時代の絵図・記録などはすべて滝倉ヶ岳の名で記載される。享和三年(一八〇三)の奥山御境目見通山成川成絵図(県立図書館蔵)にタキクラケ嶽とみえるのが早い。その後の新川にいかわ郡や黒部奥山くろべおくやまの絵図類にはたいてい記載され、嘉永三年(一八五〇)原製、文久三年(一八六三)改製新川郡海岸分間絵図(県立図書館蔵)には、海岸から見た立山連峰の見取図も描き添えられているが、それには「滝倉ケ岳、或、ケカチ山」と記されている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android