毛状晶子(読み)もうじょうしょうし(英語表記)trichite

岩石学辞典 「毛状晶子」の解説

毛状晶子

細い繊維あるいは毛髪のような形の晶子で,普通は黒か不透明でまっすぐか曲っている.不規則または放射状の集まりとなって産出することが多い[Zirkel : 1867].直線状または曲線状の毛髪に似た結晶で,普通は単独またはガラス質の火成岩中に放射状に配列したクラスターとして産出する[Bowes : 1989].ギリシャ語でtrichosは毛髪のことである.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android