民族会議[ソビエト連邦](読み)みんぞくかいぎ[ソビエトれんぽう](英語表記)Sovet Natsional'nostei SSSR

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

民族会議[ソビエト連邦]
みんぞくかいぎ[ソビエトれんぽう]
Sovet Natsional'nostei SSSR

連邦会議とともに,ソ連邦最高会議を構成する立法機関の一院。民族的,地域的利益を代表する。 15の各加盟共和国から 32人,各自治共和国から 11人,各自治州から5人,各民族管区から1人の割合で人口数に関係なく選出される。代議員は 750人で,任期は5年。早くから形骸化し実質的な権限なかったが,1988年の憲法改正により最高会議は常設機関となり,民族会議は連邦会議とともに各 271名の議員新設の人民代議員のなかから選出されることになり,実質的な立法権をもつにいたった。

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