民族地理学(読み)みんぞくちりがく(英語表記)ethnic geography

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「民族地理学」の意味・わかりやすい解説

民族地理学
みんぞくちりがく
ethnic geography

生産技術や衣食住などの物質文化,言語宗教文学などの要素から構成される文化的な集団の民族を対象とする学問民族集団の分布範囲を調査し,文化のにない手としての民族の歴史を明らかにする学問。隣接する異民族の系譜関係,先住地からの移動の原因や経路考察の対象となる。複数の民族から成る国家の場合には,多数民族による少数民族の同化吸収や抑圧反発,相互排除を解明する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android