気毒げ(読み)きのどくげ

精選版 日本国語大辞典 「気毒げ」の意味・読み・例文・類語

きのどく‐げ【気毒げ】

〘形動〙 (「げ」は接尾語)
① つらそうなさま。困ったさま。
評判記・役者評判蚰蜒(1674)浅田彦太郎「衆道狂言のいきごみ、女方とのあひさつにきのどくけのなき弁舌は」
他人に同情して心をいためるさま。
泥人形(1911)〈正宗白鳥〉二「片目老婢(ばあや)と二人きりの、見ても気の毒げな淋しい生活をも」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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