気象資料自動編集中継装置(読み)きしょうしりょうじどうへんしゅうちゅうけいそうち

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

気象資料自動編集中継装置
きしょうしりょうじどうへんしゅうちゅうけいそうち

気象資料は、内容が複雑多様化し、量も増大している。これを迅速確実に処理し、資料のデータ通信をも行う電子計算機システム。略称ADESSアデス)。1969年(昭和44)3月に気象庁に初めて設けられた。

 文字数字情報のほか天気図などの画情報の処理も行う。国内のみならず資料の国際交換にも使用され、ワシントンアメリカ)、北京(ペキン)(中国)、メルボルンオーストラリア)、ハバロフスクロシア連邦)などの気象台の計算機システムと日夜データ通信を行っている。

[平塚和夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android