水出(読み)みずだし

精選版 日本国語大辞典 「水出」の意味・読み・例文・類語

みず‐だし みづ‥【水出】

〘名〙
ポンプ異称
※大草家料理書(16C中‐後か)「貝焼は水出しとすだてとまぜて、一つににやして吉也」
③ 水に浸すとあらかじめ書いておいた文字や絵が浮き出るようにしたもの。特に、近世賭博(とばく)などに用いられた。みずびたし。
※歌舞伎・夢物語盧生容画(1886)六幕「それを水出しの当物同様、爰へ卸して白紙へゆすりの文字の筆太に、二重取りの酒手ねだりは」
お茶コーヒーなどを、湯ではなく水でいれること。また、そのもの。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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