水手・加子・水夫(読み)かこ

精選版 日本国語大辞典 「水手・加子・水夫」の意味・読み・例文・類語

か‐こ【水手・加子・水夫】

〘名〙 (「か」は楫(かじ)、「こ」は人の意)
① 船を操る人。楫(かじ)取り。船乗り。船頭
書紀(720)応神一三年九月「凡(すべ)て水手(ふなこ)鹿子(カコ)と曰(い)ふこと、蓋(けだ)し始め是(か)の時に起れり」
② 江戸時代、船頭以外の船員、または船頭、楫(かじ)取り、知工(ちく)、親仁(おやじ)など幹部を除く一般船員のこと。櫓櫂を漕ぎ、帆をあやつり、碇、伝馬、荷物の上げ下ろしなど諸作業をする。
財政経済史料‐一・財政・輸米・漕米規則・延宝元年(1673)二月日「御城米相廻候時、送状御城米員数之儀は不申、粮米并船頭水主何人乗、何年造之船荒増之船道具、俵口合数等可書付

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