水押村(読み)みずおしむら

日本歴史地名大系 「水押村」の解説

水押村
みずおしむら

[現在地名]北上市口内町くちないちよう

北上高地西部の山間小盆地に位置し、小丘陵を隔てて西方は北上盆地中央部。仙台藩領の江刺郡に属し、西は盛岡藩黒岩くろいわ村。「北上市史」によると、鎌倉時代後期の和賀氏系図(鬼柳文書)に和賀氏の初代義行の次男行時領として「偵野馬」がある。ものみ物見ものみ峠麓の当地をさしており、和賀氏の馬の育成所があったかとする。天正九年(一五八一)一月の和賀氏分限録(小田島家記録写)に三〇〇駄を知行する水押早太がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android