精選版 日本国語大辞典 「水酸化マンガン」の意味・読み・例文・類語
すいさんか‐マンガン スイサンクヮ‥【水酸化マンガン】
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【Ⅰ】水酸化マンガン(Ⅱ):Mn(OH)2(88.95).酸化マンガン(Ⅱ)一水和物ともいう.天然にはパイロクロアイトとして産出する.マンガン(Ⅱ)塩の水溶液に空気を断って水酸化アルカリを加えると,白色の沈殿として得られる.空気に触れると一部が酸化されて褐色になる.六方晶系,ヨウ化カドミウム型構造.密度3.26 g cm-3.水にほとんど不溶,酸に可溶.アンミン錯イオンをつくりやすく,アンモニウム塩の共存下ではアンモニアで沈殿しない.水中溶存酸素の定量法(ウィンクラー法)に用いられる.[CAS 18933-05-6]【Ⅱ】水酸化マンガン(Ⅲ):マンガン(Ⅲ)の水酸化物Mn(OH)3は得られない.Mn(OH)2の沈殿が空気酸化を受けたものはMn2O3・nH2Oで,これを100 ℃ で乾燥すると,Mn2O3・H2O,すなわち,酸化水酸化マンガン(Ⅲ)MnO(OH)(87.94)となる.天然にはスイマンガン鉱として産出する.斜方(α形)と単斜(γ形)の2変態がある.密度4.2~4.4 g cm-3(α形),3.26 g cm-3(γ形).陶磁器や繊維用の顔料に用いられる.[CAS 1332-63-4:MnO(OH)]【Ⅲ】マンガン(Ⅳ)の水酸化物にはMn3O4・nH2O = 2MnⅡO・MnO2・nH2O(褐色の粉末),MnO2・nH2O(黒色の粉末)などがある.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
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