出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
水中のカルシウム,マグネシウムが炭酸塩以外の塩類,たとえば,硫酸塩,塩化物として溶解している場合で,非炭酸塩硬度の比較的高い硬水をいう.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
…硬水の硬度を下げ,実用上支障のない水(軟水)にするには種々の方法があるが,現在盛んに行われているのは,イオン交換樹脂や合成ゼオライトなどのイオン交換体に,上述のような害のないナトリウムイオンなどを吸着させておき,その層に硬水を通して,水中のイオンを無害のイオンに置きかえるイオン交換法である。なお,炭酸水素塩として含まれている硬水は煮沸すると炭酸塩となって沈殿するので,これを除いて軟水化できることから一時硬水といい,硫酸塩の場合には煮沸で除くことができないので永久硬水という。 日本の普通の河川水,水道水の硬度は2~3度程度であるが,地域によっては20度を超すものがあり,工業上は,硬度20度以上の水を硬水,10~20度のものを通常硬水,10度以下のものを軟水として区別する。…
※「永久硬水」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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