永井橋(読み)ながいばし

日本歴史地名大系 「永井橋」の解説

永井橋
ながいばし

北上川に架かり、寺林てらばやしと永井を結ぶ。元禄(一六八八―一七〇四)川口かわぐち草桁くさげた(現岩手町)の地主清五郎によって架けられたという。寺林村側の才津長根さいづながねは奥州街道と西郡にしこおりおよび桑畑くわはたへの三差路に位置し、交通の要所であった。安政五年(一八五八)のものと思われる巻堀村村山家秘録(村山文書)に「元禄ノ頃ニ至テ大作ヲ成シ、永井村田畑迄大半仕付。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android