永代伏方村(読み)えいたいふせかたむら

日本歴史地名大系 「永代伏方村」の解説

永代伏方村
えいたいふせかたむら

[現在地名]榛原町勝田かつた

伏方ふせかた村の北に位置し、勝間田かつまた川の中流右岸に立地する。伏方永代村とも記される(享保郷村高帳)近世初期に伏方村の桜井四郎左衛門が勝間田川と三栗みくり川の合流点近くの湿地を切開いて成立した。初めは永楽銭年貢を納めたという(掛川誌稿)。桜井氏は慶長年間(一五九六―一六一五)当地に来住し庄屋となったという(「桜井氏由緒書」桜井家蔵)元禄郷帳に村名がみえ、高一五石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android