永代日記(読み)えいだいにつき

日本歴史地名大系 「永代日記」の解説

永代日記
えいだいにつき

三二冊

写本 京都市稲葉神社

解説 小田原藩主稲葉正則が在世中の記録をまとめさせたもの。「永代日記」二三冊、「日記抜書」五冊、「抜書追加」二冊、「御自分日記」二冊よりなる。年代は寛永一八年―天和二年で、欠年分がある。記事は天候江戸藩邸および小田原城での藩主の行動、江戸城登城の記録、藩邸訪問の諸大名旗本動静、小田原城留守家老への指示、留守家老からの報告、帰国中の領内巡視記録などを含む。成立年代は不明だが、写本は元文年間と推定される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android