永領地(読み)えいりょうち

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「永領地」の意味・わかりやすい解説

永領地
えいりょうち

永年買地,永地などとも呼ばれる。中世年紀売地 (ねんきうりち) などに対し,永代売買の行われた土地の呼び名。永領地は,鎌倉時代以来,売買当事者の身分や,契約後の年期などにより徳政令 (→徳政 ) の対象とされたが,嘉吉1 (1441) 年以降,その適用を免れるようになった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android