江口きち(読み)えぐち きち

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「江口きち」の解説

江口きち えぐち-きち

1913-1938 昭和時代前期の歌人
大正2年11月23日生まれ。生地の群馬県川場村で飲食店をいとなみ,生活力のない父と兄をやしなう。昭和6年ごろから河井酔茗(すいめい),島本久恵夫妻の「女性時代」に歌を投稿。素朴でひたむきな異色の歌風で高い評価をえるが,生活苦と恋の悩みから昭和13年12月2日服毒自殺。26歳。没後「武尊(ほたか)の麓」が刊行された。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android