江口の君(読み)エグチノキミ

デジタル大辞泉 「江口の君」の意味・読み・例文・類語

えぐち‐の‐きみ【江口の君】

平安時代から鎌倉時代にかけて摂津国江口にいた遊女総称。また、謡曲江口」で西行法師と歌問答をしたとされる遊女のたえをさす。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「江口の君」の意味・読み・例文・類語

えぐち【江口】 の 君(きみ)

元来は、平安末期から鎌倉時代にかけて、江口(一)で、遊び人相手にした遊女の総称。のち、謡曲「江口」による特定の遊女、妙(たえ)をさす。さらに、「撰集抄」などの、江口の尼の話とも混同された。

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