江島(島根県)(読み)えしま

日本大百科全書(ニッポニカ) 「江島(島根県)」の意味・わかりやすい解説

江島(島根県)
えしま

島根県北東部、中海(なかうみ)の大根島(だいこんじま)北東にある小島。大根島とともに松江市八束町を形成する。長さ1.5キロメートル、幅700メートル。中海干拓事業の中浦水門建設により弓ヶ浜半島と結ばれ、自動車で往来できるようになったが、2004年(平成16)に中浦水門の北側に江島大橋が完成したため、水門は自動車通行止めとなった。なお、干拓事業の中止に伴い、水門はに撤去された。『出雲国風土記(いずものくにふどき)』には「蜈蚣島(むかでしま)」と記される。島の北部は江戸時代の新田開発による埋立地で、工業団地も造成されている。

[矢野 博]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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