江戸木版画(読み)えどもくはんが

事典 日本の地域ブランド・名産品 「江戸木版画」の解説

江戸木版画[その他(工芸)]
えどもくはんが

関東地方、東京都の地域ブランド。
東京に由来する製法により東京都荒川区・新宿区・足立区・台東区・中央区・文京区目黒区練馬区・西東京市・千葉県松戸市及び茨城県常総市において生産された木版画江戸時代に、絵師彫師摺師の分業体制が確立された。明和期、錦絵の開発で、色彩は10色以上となり、木版画の技術面は最高水準を極めた。その後、歌麿写楽などの精緻な表現技法の確立によって完成の域に達した。東京都伝統工芸品。2007(平成19)年3月、経済産業大臣によって国の伝統的工芸品に指定。2007(平成19)年2月、特許庁の地域団体商標に登録された。商標登録番号は第5027720号。地域団体商標の権利者は、東京伝統木版画工芸協同組合。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「江戸木版画」の解説

江戸木版画

東京都荒川区、新宿区、千葉県松戸市などで生産される多色摺りの木版画。製造技術の確立は江戸時代に遡る。国指定伝統的工芸品。

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