江戸象牙(読み)えどぞうげ

事典 日本の地域ブランド・名産品 「江戸象牙」の解説

江戸象牙[装飾・装身]
えどぞうげ

関東地方、東京都の地域ブランド。
台東区文京区墨田区荒川区千代田区などで製作されている。象牙は、滑らかな肌ざわり、美しい光沢、細工に適した堅さ、半透明乳白色色調に特徴がある。17世紀後半から18世紀前半頃には、多くの象牙工芸品武家庶民に愛用された。その工芸技術は明治大正時代に数多くの名工を生み出した。その卓越した伝統工芸技術は、芸術的彫刻品として世界的に認められ、現在へ受け継がれている。東京都伝統工芸品。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「江戸象牙」の解説

江戸象牙

東京都台東区、文京区などで生産される、象牙を原材料とする工芸品。インテリア用の置物根付ネックレスなどの製品がある。東京都により「東京の伝統工芸品」に指定されている。

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