江留中村(読み)えとみなかむら

日本歴史地名大系 「江留中村」の解説

江留中村
えとみなかむら

[現在地名]春江町江留中えどめなか

千歩寺せんぼうじ村の東にあり、中世榎富えとみ庄の地。慶長一一年(一六〇六)頃の越前国絵図では江留庄に含まれるが、村名は正保郷帳にみえ、田方一千三八石余・畠方六三石。正保二年(一六四五)福井藩領から松岡藩領となったが、享保六年(一七二一)再び福井藩領となる。安永二年(一七七三)福井藩金津領村鏡(高橋家文書)によると、田方一〇五〇・九七石で四一町三反、畑方五一・三石で二町三反余、家数四三、人数七三、馬八。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android