新撰 芸能人物事典 明治~平成 「江藤俊哉」の解説
江藤 俊哉
エトウ トシヤ
- 職業
- バイオリニスト
- 肩書
- 桐朋学園大学学長 日本芸術院会員〔昭和62年〕
- 生年月日
- 昭和2年 11月9日
- 出生地
- 東京都
- 学歴
- 東京音楽学校(東京芸術大学)本科〔昭和23年〕卒,カーティス音楽学校〔昭和27年〕卒
- 経歴
- 4歳から早期音楽教育の“鈴木メソード”で知られる鈴木鎮一にバイオリンを習い、7歳でデビュー。12歳の時には音楽コンクールバイオリン部門第1位となり、天才児と謳われた。昭和23年東京音楽学校(東京芸術大学)在学中は渡辺暁雄、松浦君代、斉藤君代と弦楽四重奏団を組んで活動。卒業後、米国のカーティス音楽学校に留学、エフレム・ジンバリストに師事。在学中の26年、カーネギーホールで初リサイタルを開催した。卒業すると同音楽学校教授に就任。以来、36年に帰国するまで、日本人初の国際的バイオリニストとして演奏活動に従事。帰国後も演奏活動の傍ら、安永徹、諏訪内晶子、堀込ゆず子、矢部達哉ら多くの後身を育成した。平成9〜16年桐朋学園大学学長。この間、昭和54年日本芸術院賞を受け、62年日本芸術院会員。ヴィエニャフスキ国際バイオリン・コンクールなど国内外のコンクール審査員も務めた。ネスカフェ「ゴールドブレンド」のCM“違いがわかる男”にも出演した。
- 受賞
- 日本芸術院賞(第35回)〔昭和53年〕 モービル音楽賞〔昭和46年〕,都民文化栄誉賞〔昭和60年〕,渡辺暁雄音楽賞(特別賞)〔平成12年〕 音コンバイオリン部門第1位(第8回)〔昭和14年〕
- 没年月日
- 平成20年 1月22日 (2008年)
- 家族
- 妻=江藤 アンジェラ(バイオリニスト),妹=江藤 玲子(ピアニスト)
- 伝記
- 魂の響き合うときふだん着でトーク神さまを見つけた30人 川畠 成道 著,入江 寛二 画千住 真理子 著加藤 宗哉 インタヴュー・文(発行元 北水音楽之友社女子パウロ会 ’01’89’89発行)
出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報