汶洲王(読み)もんしゅうおう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「汶洲王」の解説

汶洲王 もんしゅうおう

?-477 百済(くだら)(朝鮮)の第22代国王。在位475-477。
蓋鹵(がいろ)王の子。朝鮮正史の文周王にあたる。「三国史記」によれば,475年百済が高句麗(こうくり)(朝鮮)に攻められた際,新羅(しらぎ)(朝鮮)の援軍をつれてもどったが,蓋鹵王がすでに戦死していたため即位し,熊津(ゆうしん)に都をうつす。文周王3年9月暗殺された。「日本書紀」は蓋鹵王の母の弟とし,雄略天皇が百済復興を援助したとする。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android