デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「沈寿官(12代)」の解説 沈寿官(12代) ちん-じゅかん 1835-1906 幕末-明治時代の陶工。天保(てんぽう)6年10月20日生まれ。慶長の役の際,朝鮮よりつれてこられた陶工の子孫。安政4年薩摩(さつま)苗代川(なえしろがわ)の鹿児島藩窯磁器方主取となる。明治6年ウィーン万国博覧会に錦手(にしきで)大花瓶を出品。西南戦争後,玉光山製陶所を設立し,苗代川薩摩焼の復興につくした。明治39年7月9日死去。72歳。号は玉光山。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例