沙至比跪(読み)さちひこ

世界大百科事典(旧版)内の沙至比跪の言及

【葛城襲津彦】より

…武内宿禰(たけうちのすくね)の子と伝えられ,仁徳天皇の皇后磐之媛(いわのひめ)の父といわれる。《古事記》には曾都比古とあるが,《日本書紀》神功皇后62年条に引く《百済記》に沙至比跪(さちひこ)という名で登場することから,実在性が高いと考えられており,奈良盆地南西部の有力豪族葛城氏の祖にあたる。《日本書紀》神功5年条によると,新羅(しらぎ)の人質を送る途中人質が逃亡したので,彼は新羅の使者を焼き殺し,新羅に軍隊を向けて捕らえた人々を連れ帰った。…

※「沙至比跪」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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