沢崎村(読み)さわさきむら

日本歴史地名大系 「沢崎村」の解説

沢崎村
さわさきむら

[現在地名]小木町沢崎 沢崎

小木半島の先端沢崎鼻の付根にあり、澗(入江)を有する。「佐渡風土記」に城の始めは羽茂はもち(現羽茂町)、村の始めは沢崎、町の始めはみなと(現両津市)と伝える。永徳二年(一三八二)九月二八日の足利義満御教書写(椎泊本間文書)に久知本間氏にかかわる地として「沢崎・宿根宜浦」がみえる。また貞享三年(一六八六)に小木村と山境をめぐって争った際の一札(強清水区有)によると、当村は河原田殿(河原田本間氏)本領であったと伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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